植木屋ならきっと詳しい肥料の施し

植木の肥料

どうしてお庭の植木に肥料をあげる必要性があるのでしょうか。

山や公園に生えている植物に肥料を与えるという話はあまり聞いたことがありません。 土さえあれば自由気ままに成長していくように思えますが、ならばどうして庭の植木 には肥料を与えなければならないのでしょうか。 野生の樹木のように放任していても育ちそうなもので、人間がわざわざ手助けなんか しなくてもいいのではないか、そう疑問を感じるのも無理はありません。 植木用に品種改良されているなんてニュースも見たことないし、自然の木と同じもの なら放っておいても問題なさそうです。 では何が違うのか、その答えは土壌にあります。 手入れのされていない自然環境の山では落ち葉も虫や動物の死骸も土に還ります。 枯れ落ちた葉はその場で分解されることで土壌に吸収され養分として生まれ変わり ますし、小動物や虫達の死骸も同じように肥やしになってくれます。 それが毎年大規模に繰り返されているので、天候が大きく変化したり100年に一度の 異常気象が発生しない限りは草木は養分に困ることはありません。 生態系が安定していれば、誰かが不自然に手を加えなければ自生していけるよう 生物の生命のサイクルが完成されているのです。 一方3年前に自宅の庭に植えた木はというと、まるで新参者のようです。 落ち葉が積もって肥料になることもなければ昆虫の死骸が大量発生したこともない、 今まで立派な木を育んできた実績のない土の上に植木を植えるのですから、栄養不足 に陥ることは当然の成り行きでしょう。 さすがに庭の土壌には養分が一切含まれてはいない、なんてことはありませんが、 そのままでは植木の成長には栄養分が足りないのです。 落ち葉は片付けなければ衛生的にも良くないので集めて処分されますし、害虫駆除で 多くの虫は発生することすら許されません。 落ち葉だけでも残しておけばある程度自然に栄養補給できるようになるでしょうが、 害虫の発生源にもなるため落下したまま放置しておくのは家主として許されないこと、 近所に迷惑をかける心配もあるので片付けるのはやむを得ません。 それに焼き芋が食べたいと家族も言うでしょうし、集めて焼却することは避けられない し避けたとしても燃やす以外の方法で処分するしかないのです。 これらの理由で庭の土には植木を養うだけの養分が含まれていない、それも植木を 育て始めて何年経過したとしても変わることなく継続して養分の足りない土壌のまま である、とほとんどのガーデンで言えるのです。 豊かな自然環境の中でなら自生できる植物でも、人工的に作られた環境内では手助け をしないと弱ってしまったり枯れてしまいます。 なので自宅の庭で植木を丈夫に育てようとするのなら、必要に応じて成長に合わせて 肥料を与えてやらねばならないのです。 「たくさんあげればそんだけ早く育つかな」と過剰に与えすぎても良くなく、植え付け したばかりで根っこが不安定な状態で過分に肥料をやると逆効果で、樹木が弱って しまうこともあるので成長に合った施肥をしなければなりません。 庭園を季節のカラーで彩ってくれる植木ですが、その美しさを最大限に引き出すには 適切な時期に肥料を適量与えてやることが大切なのです。 時には伸びすぎた枝を剪定をしたり、落葉したら害虫が発生する前に片付けでやったり と手間をかけなければ美しいお庭を維持することはできません。 いつまでも惚れ惚れするような心の落ち着く風景を保つためにも、植木を枯らさない ように毎年肥料をやらなければいけないのです。 自分で世話をする時間がなければ植木屋さんにお願いしてでも、せっかく植えた植物 なので長く成長を楽しみたいものです。 お庭の手入れは剪定だけではありません、施肥も重要な要素ということを忘れないで 必要ならば人の手を借りてでも継続してください。